
転職してから1年が経ったある日、仕事も落ち着いてきたころ、海外
旅行が
したくなった。
前の会社で1人でサンフランシスコまで出張で行ってから、英語ができなく
てもなんとかなるという度胸がついたのか。
どうせ行くなら暖かいところで、海がいい。そういえばハワイはどうだろう。
まあ、ハワイなら英語がしゃべれなくても何とかなりそうだと勝手に思い、
行くことに決めた。1人なので誰に遠慮がいるわけでもない。
会社で休みが取れればOKだ。
しかし、まったくの1人での海外旅行というのは初めてだ。
海外旅行の手配をするのは初めて。そこでツアーなら全て込み込みで
楽なので、ツアーで行くことにした。
どこの会社が安くて評判がいいかなどいろいろ検討した結果、JTBツアーにすることに決めた。
決め手は、JTB独自のワイキキ市内を循環しているOLIOLIト
ロリーがあり、ワイキキ市内をいろいろ周れるので便利だと思ったからである。
ホテルは初めてなので、日本語OKで交通のアクセスが良さそうで、グレードもやや高めのホテルにした。
ツアーの予約も完了し、あとは出発日までに旅行中に行きたい場所やお土産など、ハワイ本やネットでいろいろな情報を集めた。
特に、旅行中の移動手段としてザ・バスを利用しようと思っていたので、バスの情報は念入りに調べた。
旅行へ行く前のこの期間は、旅行当日よりも楽しくワクワクしていた。
さて、待ちに待った出国日。飛行機に乗るのは生まれてこのかた2回目。
利用した航空会社はJAL。ツアーでもJAL指定だと料金設定ははやや割
高な設定である。選んだ理由は日本語なので気分的に楽であるからだ。
この初めての海外旅行での搭乗でいきなりラッキーなことがあった。
搭乗手続き前に座席を通路と窓際のどちらがいいか聞かれた。
ツアーでも搭乗手続きを早く行ったせいで、座席も選べるのかな?ぐらいに思っていた。
搭乗時間になり、機内に入り自分の座席を探していると、”えっ?何でビジネ
スクラスのところに同じ番号が。"と思い、まあ、エコノミーだから、こんな
ところではないとエコノミークラスの座席を探してみても搭乗券に記載され
ている座席番号が見当たらない。
CAに聞いてみるとこちらですよ。と先ほどの座席を案内された。
理由を聞いてみると”今日はエコノミーが満席で、一部のお客様はビジネスクラスのシートのご利用となります”とのこと。
これはラッキー。CAも”お客様旅の最初からついていますね。”とにっこりガッツポーズ。
ひとりが功を奏し、いろいろと有利に働いたのだろう。これが3人の家族連れやグループだったらこうはうまくゆくまい。
ただ、なぜかフライト中に2回ぐらいフライトアテンダントに”○○様ですか”と全く知らない人に間違えられた。
よっぽど似ている人がいるのか、本来ここへ座るべき乗客だったのか定かではないが不思議だった。
この後、ビジネスクラスのシートでの6時間半から7時間のフライトは快適に過ごせたのは言うまでもない。